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血液透析

Dialysis

血液透析とは、食事をしたり水分をとったりすることで体内に蓄積した余分な水分や塩分、老廃物を、うまく働かなくなった腎臓の代わりに取り除き、血液を浄化する治療法です。概ね、週3回の通院が必要となり、1回の治療時間に約4~5時間かかります。

当クリニックでは、腎不全の治療のため日常的に透析を続ける必要のある患者様に対して、通院による維持透析治療を行っています。血液透析は、日々の体調、睡眠、排便、食事の量や内容などが影響する治療です。患者様ひとり一人の変化にいち早く気付くことができるよう、細やかな管理とケアを行い、患者様の性格・生活・家族背景などをスタッフで共有し、相談に乗ったりアドバイスしたり、患者様を全力でサポート致します。また、治療に不安を感じるご家族も含めて透析治療をお手伝いします。

9:00-13:00

14:00-22:00

14:00-19:00

  • 鈴木
  • 鈴木

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  • 田路

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  • 田路

  • 担当医
  • 担当医

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  • 泌尿器科医師

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  • 泌尿器科医師

  • 神戸大学医師
  • 神戸大学医師

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  • 担当医

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  • 担当医

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医師紹介

鈴木 隆夫
  • 前 神戸市立医療センター中央市民病院腎臓内科部長
  • 京都大学医学部医学博士
  • 日本内科学会内科専門医・指導医
  • 日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
  • 日本透析医学会透析専門医・指導医

透析室

透析室

建物最上階にある透析室は、南向きに大きな窓があり神戸の海を見渡せるロケーションとなっております。透析ベッド数は40床で、全台電動ベッドを採用し、各ベッドに液晶テレビを完備しています。安全で快適なリラックスした時間をお過ごし下さい。

装置

透析装置

透析装置

透析用監視装置
DCS-100NX(左)、 DBB-100NX(右)

当院の血液透析装置は日機装製DCS-100NX、DBB-100NXを採用。治療方法はオンライン透析によるi-HDF OHDFの他、吸着療法のリクセルやレオカーナも施行しております。

透析通信システム Future Net Web+

透析通信システム Future Net Web+

当院では透析装置管理システムFuture Net Web+を導入。自動化により患者様ひとりひとりの除水設定など細やかな設定が可能で、ミスなく迅速安全に透析治療が容易に開始することが出来ます。

透析液製造装置

透析液製造装置

透析用水作製装置 RO-Si(左)、多人数用透析液供給装置 DAB-NX(中央)、502シリーズ(右)

当院での透析液製造装置です。

様々なフィルターを使用して水道水から超純水(ウルトラピュア)を製造します。「きれいな透析液」で透析治療を行うことで、患者様の生活並びに予後を良くします。生菌、エンドトキシンは血圧の低下や透析アミロイド症などの合併症を起こす原因となります。

当院では、生菌、エンドトキシンを発生させないため、熱水消毒、次亜塩素、過酢酸の消毒を実施しております。また日本透析医学会の「透析液水質基準」に準拠し、定期的に水質検査、厳格な管理を行っています。

治療・検査

月1回のフットチェック・フットケア

人工透析を行っている患者様は、動脈が硬くなったり、血管にカルシウムが付着したりすることで、足の血流が悪くなりやすいといわれています。

血流の悪い状態で足に傷ができると、深い傷になりやすくなります。また、透析患者様は免疫力が低下しているため、傷に細菌がつきやすく、感染を起こしやすい状態です。

当クリニックでは、透析患者様の足を守るため、月に1度の割合でフットチェック及びフットケアを行っています。足の冷感、色、傷、変形、水虫、ウオノメ・ タコ等がないか、患者様の足に直接触れて確認を行い、病変を見逃さず、早期発見、早期治療につなげています。

万が一異常が発見された場合は、直ちに医師に報告し、専門病院と連携し、適切な治療につなげます。

SPP検査

SPP検査

当クリニックでは、フットチェック時に変化が見られた際などにSPP検査を行っています。

透析患者様は、血管石灰化のために、足首などの血圧が正しく測定できないことがあります。SPP検査は、レーザーを用いて毛細血管の血流を測定する検査で、皮膚表面から1~2㎜程度の深さにある小さい血管の血流が、どのくらいの圧で流れているかを確認することができます。SPP検査で足の血流を観察することで、重症下肢虚血の早期発見に努めています。

レオカーナ治療

レオカーナ治療

レオカーナとは血液浄化療法で、難治性の下肢閉塞性動脈硬化症に対する治療です。下肢閉塞性動脈硬化症とは、下肢血管が動脈硬化で狭窄や閉塞を起こし、足の指先が黒くなったり、潰瘍が治りにくくなったりすることによって、下肢の痛みや痺れで歩行困難になるおそれのある疾患です。

薬物療法やカテーテル治療、バイパス手術などの治療を行っても、血行再建や潰瘍が治療困難な場合、レオカーナの適応が認められています。

レオカーナで治療することで血液をサラサラにして末梢まで血流が届きやすくし、また下肢等の血管を拡張させ、下肢への循環血液量を増加させる効果があります。

シャントエコー検査

シャントエコー検査

超音波画像診断装置 LOGIQ e Premium

シャントとは、手術によって動脈と静脈を人工的につなぎ、静脈に流れる血液の量を増やし、太くなった静脈に針を刺して透析に必要な血液を取り出せるようにしたものです。

シャントは、時間の経過とともに、さまざまな変化が起き、透析中にトラブルを生じることがあります。血管の内部が狭くなり、血液が流れにくくなる狭窄が最も多く、そのほかに手指や腕の腫れ、瘤、感染などがあります。

このような合併症の状態やトラブルの原因を調べるための検査として、当クリニックでは超音波診断装置(エコー)を使用し、シャントエコー検査を行っています。

シャント血管の太さ、皮膚から血管までの深さ、走行などの状態をエコーで評価し、血管の狭窄や石灰化、瘤等を早期に発見し、閉塞などのシャントトラブルの予防に努めています。

腎臓リハビリテーション

腎臓リハビリテーション

ゴムバンドを使った運動の例

2024年1月から腎臓リハビリテーションを開始しました。

生命予後の改善を目的として運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育・精神心理的サポートを行うプログラムです。1回の透析中、約3~4時間ベッドに横になっていると、透析を受けていない人と比べて年に624時間=26日(1年で約1か月)多く寝ていることになります。透析中に運動を取り入れることで、降圧剤の減量や低栄養・炎症・動脈硬化症候群の改善、透析効率の改善等様々な効果が挙げられます。

運動の習慣をつけることを目的として、約3ヶ月間透析中に20~30分、スタッフの指導・見守りのもと運動を行います。

高度な検査 急性期への対応

人工透析を行う患者様には、心筋梗塞・心不全・脳卒中など、循環器系に疾患があるケースがよく見られます。治療の中で患者様の健康状態を注意深く観察し、少しでも気になることがあれば、すぐに詳しい検査・治療ができるように、同じ法人内の神戸循環器クリニックをはじめ、基幹病院と連携しています。検査から治療までがスピーディーに行え、全身の血管、特に心臓・脳・下肢の循環器疾患などの早期発見につなげています。

サービス

介護老人保健施設併設

介護老人保健施設併設

当院は介護老人保健施設プリエールと同じ建物内に開設されています。建物内にはエレベータが設置され、車いすの患者様もスムーズに移動でき、老健施設に入居しながら透析治療を行うことができます。

ご自宅までの送迎サービス

ご自宅までの無料送迎サービス

当クリニックでは、透析治療を受けられる患者様の通院をお手伝いするために、送迎サービスを実施しています。自立歩行が可能な患者様で、通院時の送迎をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

当法人ではケアステーションプリエールにて別途有料サービスもご提供しています。

透析食の提供

透析食の提供

当クリニックではご希望の方に、有料にて管理栄養士が管理する透析食をご提供しています。1人暮らしで調理を行うことが大変な方や、ご家族の方が食事づくりをお休みできる機会として、ご利用いただけます。

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